健康で快適な住宅には湿度調整が必要!住宅の専門家が解説します!
健康で快適な住宅を検討中の方はいらっしゃいませんか。
そのためには、湿度調節が重要ですよね。
湿度調節ができないと、カビやダニの発生や結露による住宅の劣化などの可能性があります。
そこで今回は、住宅の湿度調節について解説します。
□住宅における快適な湿度とは
近年では、高気密高断熱住宅が増えていることで、室内温度を快適な状態で保ちやすくなりましたよね。
その反面、室内が乾燥しやすくなり、加湿器で調整をしている方も多いでしょう。
しかし、加湿をすれば良いという訳ではありません。
そこで、住宅内で快適と感じる湿度について紹介します。
人が住宅内で快適と感じる湿度は、40パーセント〜60パーセントとされています。
40パーセントを下回ると、目や肌、喉が乾燥するだけでなく、病原菌などが活発に活動しやすくなります。
対して、60パーセント以上では、ダニやカビの発生がしやすくなるだけでなく、べたつきを感じて不快になる方も多いでしょう。
湿度は、人間の間隔で測ることは難しいものです。
特に、エアコンなどで温度が管理されている室内では、湿度に鈍感になります。
そのため、湿度計を使用し適切な湿度を管理すると良いでしょう。
□快適な環境を維持するための湿度調節方法とは
次に、快適な環境を維持するための湿度調節方法を3つ紹介します。
1つ目は、住宅の気密性を高めることです。
住宅の湿度を快適に保ちたい場合には、まず重要なのが気密性を高めることです。
住宅の気密性が高くないと、調湿した空気が外部に漏れだし、外部かは湿った空気が入ってしまいます。
2つ目は、調湿作用の高い建材を使用することです。
調湿作用とは、湿度が高いと湿気を吸収し、湿度が低ければ湿気を放出するといった、快適な湿度に保つ作用のことを指します。
建材の中には、このような調湿作用を持つものもあります。
主には、天然乾燥木材や漆喰などがあり、これらを必要に応じて住宅に使用すると良いでしょう。
3つ目は、エアコンで除湿することです。
しっかりとした湿度調節機能を持った住宅では、エアコンの除湿機能で十分快適な湿度を保てます。
エアコンの除湿性能は、除湿器と比較しても優れています。
しかし、エアコンの除湿性能が発揮されるためには、住宅の性能が必要となります。
そのため、先に住宅の性能を充実させるようにしましょう。
□まとめ
今回は、住宅の湿度調節について解説しました。
健康な住宅を作るためには、湿度調節機能が重要となります。
住宅の気密性や建材選びなどを中心に調湿機能を持った住宅を作ると快適に過ごせるでしょう。
今回の記事でご不明な点があれば、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。